あままこのブログ

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ラブライブ!サンシャイン第一期最終回をあえて擁護する

いやー、ひどかったですね第一期最終回(笑)。
一応補足しておくと、それまでのラブライブ!サンシャインは個人的に百点満点中120点ぐらい大好きで、聖地巡礼にも行ってのっぽパン買ってきたし、CDも揃えちゃうぐらいです。好きなキャラは善子ヨハネです。ってそれはどうでもいいか。
で、まあそんな僕だけど、最終回は正直……特になんか劇が始まった時点から( ゚д゚)という感じでした。
で、なんでこうなっちゃったかなー、これで最終回が良ければ絶賛だったろうに、掲示板とか荒れちゃうだろうなーとか思ってたんですが、冷静になって考えてみて、まあ最終回がああなっても仕方なかったのかな……と思う理由を、3つほどこじつけた考えてみました。
その3つはこれです。

  1. 最終回でコケるのが名作の条件
  2. 同じ学校の生徒たちを巻きこむ
  3. ハマっているファンを現実に帰還させる

それぞれについて解説していきます。

1.最終回でコケるのが名作の条件

これについては僕がグダグダ言うより、吼えろペン8巻を引用したほうが分かりやすいので引用します。

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まあ、そういうことです。それに最終回あたりでは、色々抱えてた問題も解決して、特にやらなきゃならないこともなかったんだし、いいじゃないですか。これが1話とか重要な回でやられたら目も当てられないですよ。うん。

2.同じ学校の生徒たちを巻きこむ

最終回を見ていた人なら分かると思いますが、最終回では9人だけではなく、学校のクラスメートみんなが集まって、Aqoursに参加したいと言う、そんな展開がありました。
そういう展開があること自体は良いんですよ。ていうかそれ自体は感動的じゃないですか。沼津の学校みんなが一丸となってAqoursを応援してくれる、そんな熱い展開なんですから。一貫して「地域の絆」がテーマであったラブライブ!サンシャインにふさわしい展開です。
ただ……沼津の学校のみんなは、Aqoursを応援してくれるけど、それまでAqoursがどんな体験をしてきたかとかは全然知らないわけですよ。
そこにあの寸劇がくる、それによって沼津の学校みんなが、Aqoursがどんな体験をしてきたか追体験し、経験を共有することによって、真に一体感を感じることができるようになるんです。だから、あの寸劇に物語上の必然性はあったんです。
……でもまぁ、そのAqoursがどんな体験をしてきたか既に重々承知の、私たち視聴者にとって、退屈以外の何物でもないということは、変わらないんですけどね。

3.ハマっているファンを現実に帰還させる

でもまあそれで良かったと思うんですよ。
もしこれが最終回もこれまでと変わらず傑作だったらどうしますか。のめり込みすぎてもう他のアニメなんか見られなくなっちゃいますよ。毎週土曜日には「今日はラブライブ!サンシャインの日だー」と幻覚を覚えるようになり、沼津から帰ってこれなくなっちゃいます。
でも、こうやって最終回で盛り下がることによって、私たちは現実に戻ってきて、「さーて来期のアニメは何見ようかな」とか考えることが出来るんです。これはむしろ温情というべきでしょう。

まとめ

色々グダグダ言ってきましたが、言いたいことはこれです。
「第一期最終回が嫌いでも、ラブライブ!サンシャインのことは嫌いにならないでね」と。
何度も言いますが、最終回以前のラブライブ!サンシャインはほんと素晴らしかったんですよ。少女たちの絆、地域の絆がよく描かれ、些細な事から始まるすれ違いや、それを乗り越えていく過程は繊細だけど力強いものだったし、特に善子ヨハネの回なんかは、思春期のちょっと変わった女の子の内面がかわいく描かれていて、本当にいいんですよ。
だから、そんな素晴らしい物語を12話も堪能したんだから、最後ちょっとぐらいコケたって、まあいいじゃないですか。かならず来るであろう、二期に期待しましょう。





でもまあ、二期で同じようなことやったら流石に擁護しきれませんけどね。