はてな村反省会という、はてなでブログとかダイアリーとかブクマとかをしている人達のオフ会に参加してきました。
全体的にどんな話がされたかは下記のオフレポ等を読んでみてくださいな。
- はてな村反省会2015に参加してきました - syncのにっきver3.0
- 2015年のインターネット&はてな界隈を振り返る会、オフレポ - シロクマの屑籠
- はてな村反省会2015に参加した - 世界の果てのはてな
で、オフ会で話を聞いている最中に僕が思ったのは、「今のインターネットって、もう何の話題なら炎上するか、初心者にはわからない世界になっているのではないか」ということでした。
「こういうことに言及すれば炎上する」の「こういうこと」が多すぎる
もともと、「飲み会で政治と宗教と野球の話はするな」という言葉があるぐらい、その話題に触れるときは、ある程度理論武装をしておかなきゃいけないというのは、ネット上にかぎらずリアルでもあったわけで、たとえば歴史認識のはなしをするなら、ある程度炎上は覚悟しなきゃならないぐらいの心構えがあったと思うんですよ。
ところが最近は、その「触れるのに覚悟が必要な話題」というのが、一体どこにあるかわからなくなっている。ネットの大勢からすれば問題なくても、ある一部のコミュニティの逆鱗に触れれば、あっという間に盛り上がり、リアルまで影響をおよぼす炎上につながるわけです。
もちろんじゃあ今までの様に少数派コミュニティが黙らされている状況が良かったかといえば、そうでもなく、むしろそれによって今までは異議申し立てすらされてこなかった話題が異議申し立てされるという点で、僕もむしろそういう異議申し立てとしての炎上は、率先して油を足してきた人間だったわけです。
ただそんな身からしても、今のこの「地雷がどこに埋まってるか分からない状況」というのは、ネットで発言する場合に、あまりに大きい参入障壁になっているのではないかと、そんなことを考えたりするのです。
じゃあどうすればいいかというと、正直「不用意な発言で燃えそうと感じたら、早めに謝罪なりで沈下しておく」というぐらいしか思い浮かばないのですが。