あままこのブログ

役に立たないことだけを書く。

物語と『私』

ボーカロイドが嫌い

好きなものについて書くならまだしも、嫌いなものについて書く、なんていうのは行儀が悪いことだなぁって、自分でも思うんだけどねぇ。 でも何か嫌なんだよ。こう、自分が嫌いなものがあって。でもそれは世間で人気だっていうとき、それを放っておくのが。 …

相互理解不可能性としての「狂気」を噛み締めて、それでもコミュニケーションをしていく

狂気を求める欲望について 『SchoolDays』、あるいは『ひぐらしのなく頃に』の様な作品が流行った背景には、端的に言って、「狂気」、そして、それによってもたらされる「惨劇」というものを見たがるという欲望があったというのは、紛れもない事実だろう。 …

あなたのような存在こそ、「大人」なのだ

はてなダイアリー そんな、十代の鬱屈した俺は、自分が30歳になったときに、なにをしているのだろう、と想像してみた。 やはり、少女マンガを読んでいるのだろうな、と思った。好きになれるのはフィクションのなかの登場人物だけで、そのことがたとえ30…

あなた、今どこにいるの?―村上春樹と「主体」について

つい先日、エルサレム賞という、イスラエルの文学賞が村上春樹に対して贈られ、そしてその受賞スピーチの席上で、村上春樹が、イスラエルのガザ攻撃を批判したというニュースが話題になっていた。そのニュースによると、村上春樹は軍事力による攻撃や、分離…

『さくらの唄』という作品を読みながらぶちぶち呟いてみた

さくらの唄(上) (講談社BOX (アA-01))作者: 安達哲出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 55回この商品を含むブログ (25件) を見るさくらの唄(下) (講談社BOX (アA-02))作者: 安達哲出版社/メーカ…