あままこのブログ

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本当の「モヒカン族の最後」

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上記の件を追っかけていてふと思い出した思い出話。
今回の件、「無断リンク禁止」とか「無断引用」とかみたいな単語で検索すると、なんか懐かしさを感じている人が大勢いる。

そんな光景を見て「儀礼的無関心なんて言葉もあったなそう言えば」みたいなことをのんびり考えていたのだが、ふとそこで色々昔の記憶がフラッシュバックしてきましてね……
僕、昔「無断リンク・無断引用禁止擁護論者」としてインターネットで結構主張していたんだよな……
Rir6アーカイブ - 2005-07-10
もう昔の記事を読んでると自分の中でも顔から火が出るぐらい恥ずかしい*1わけですが、しかしあらためて読んでみると、なんか今回の問題と似ているなぁと思ったりするわけです。
ま、もちろん違う部分はありますけどね。でも、研究目的の引用が許されるか否かという点では、結構今回の論争と似たような議論をしていたような覚えもあったりなかったり……論争相手の方のページが消滅しているのでなんとも言えませんが。
その当時は、インターネット上では「モヒカン族」と呼ばれる、無断リンク禁止とか情弱のすることだぜヒャッハーみたいな人たちが跳梁跋扈していて、そういう人たちへ対抗するつもりで、ekken氏とかと論争していました。
ひるがえって現在。
上記のまとめでも分かる通り、世間では「リンクとか引用には一定の配慮が必要だろ。インターネットだからって何もかも自由なわけではない」みたいな主張が大勢を占め、モヒカン族みたいな主張はほとんど見られなくなり、まさしくモヒカン族は、そのモヒカン族のモデルとなったネイティブ・アメリカンかのように「絶滅」してしまったわけです。いや、実際のネイティブアメリカンは決して絶滅なんかしていないわけだけど。
つまり「最後に立っているのが勝者」という論法で言えば、まさしく勝者は僕だってのであり、勝ったのだから喜ぶべきことな、はずなのだけれど……
何なんだろうね、この胸の寂しさと違和感は。というか今の僕の気持ちを正直に言えば、「無断引用禁止とか何言ってやがんだ」という感じなわけで……
ただ逆張りなだけなのかもしれないけど、なんか違和感を感じてしまう、今日このごろなのです。

*1:恥ずかしい理由は若かったという理由以外にもあるのだが、それはちょっとネットでは話せません