あままこのブログ

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今回の選挙に行く前に読んでほしい文、それは憲法前文

最初に言っておくと、僕は今回の選挙では明確に立憲民主党共産党社民党支持です。ただ、今回の記事ではそのことはとやかく言いません。それぞれの党の政策について知りたい人は公式ホームページとかを見てもらえばいいんでないかと。
cdp-japan.jp
www.jcp.or.jp
社民党OfficialWeb┃政策┃衆議院選挙2017
そうではなく、選挙に行く前に、そもそもどういった基準・価値観から候補者・政党を選べばいいか、その基準を悩んでいる人に、こういう文から考えてみてもいいんじゃないかと、提示してみたいのです。
その文はこちらです。
憲法条文・重要文書 | 日本国憲法の誕生

 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

この文章をどのように基準にするか、それはあなたの自由です。
「こんな理想論ばっか言っている憲法は良くないから、憲法改正を主張している候補者・政党に投票しよう」でも構いません。
ただ、今回の選挙では、どうも「そもそも何を基準にして候補者・政党を選べばいいか」ということがよくわからなくなっているように感じます。結果として、「周りが○○と言っているから○○」とかいうように、漠然とした雰囲気で決めたり、そもそも決めることを放棄して棄権してしまう人も多いのではないでしょうか。
そういう人は、まずこの文章に立ち返って考えてみてはどうでしょうか。良くも悪くも、日本国の政治というのがどうあるべきか、それを最も根幹において示してきたのが、この文なのですから。